東京都|40代|女性
今回、私の手術、入院で真っ先に頭に浮ぶ言葉はなんと言っても“驚き!”です。胆嚢摘出手術は両親、主人も受けていて、さらについ最近手術した友人の話も聞いていたので、ある程度知識はありました。しかし、私が受けた手術は完全に私の常識を覆すものでした。
そもそも私が手術を受けることになったのは昨年、総胆管結石で治療を受けた際、胆嚢にも石があるので再発の可能性があり、摘出手術を勧められたからです。初めての外来日、事情をお話した後、先生から手術についての説明を受けました。私はたまたま待合室で「きずの小さい腹腔鏡手術とは」というパンフを読んでいたので概要は分かっていたのですが、直接傷は2つ、内1つは針先ほどでもう1つはおへそを2〜3cm切るので、治ればほとんど傷があると判らなくなる、入院は4日間、早い人は午前中手術で午後には歩いてトイレに行く人も、翌日には食事も出てシャワーにも入れるとお聞きしてもうビックリです。すべてが私の知っている半分です。
その日のうちに入院日、手術日、退院日まで決め、入院前に一度検査に来ることになりました。検査結果を確認してからいよいよ入院です。事前に渡されていた詳細な問診表を提出したのですが、病室に入ってからも看護師さん、麻酔の先生、手術室の方が問診、説明に見え、夕方には先生方より再び手術について詳しい説明を受けました。これだけ念を入れるのは事故を防ぐ意味と患者が自分の受ける治療に関して正しく理解することが重要と捉えられているのだなと思いました。
翌午前中に手術なのに、夕食まで出て下剤や浣腸もなしです。ほっとしました。その日はシャワーに入り本を読みながらゆっくり眠りました。手術日、手術着に着替え、エコノミー症候群を防ぐ弾性ストッキングをはいて看護師さんと歩いて手術室に行きました。初めて見る手術室内部はたくさんの部屋のある大きな所で看護師さんが「ドキドキして不安になりませんか?」と心配してくださいましたが、私は信頼していたので何の心配もなく、むしろ珍しい光景に興味津々でした。(TVドラマみたい!)
自分で手術台に上がって、酸素マスクをつけられ、点滴の針が入ったところで意識はなくなり、その後、病棟のハイケアールームで目覚めるまでまったく何も覚えていません。目覚めた時、「お腹が痛い、気持ち悪い」と言ったのですが、またすぐ眠ってしまい、次に目覚めた時は痛みが少し減り、気分の悪さも減り、痛くて体を動かせなかったのが夜中には少し体勢を変えられ、朝までには完全に体の向きを変えられるようになりました。痛みは時間ごとに減り、痛み止めも使用せずに過ごせました。
翌朝、導尿管も点滴針も取れ、朝食(普通食)が出ましたが、いきなり起き上がったせいか気分が悪く、あまり食べられませんでした。
トイレに歩いて行くのは不安でしたが、頑張って立ち上がってみると、意外に痛みを感じず、ゆっくりいけば問題なく出来ました。午前中に「レントゲン室に歩いて行けますか?」と聞かれたのでビックリしましたが、歩いているうち少しずつ足がしっかりしてきて帰りはサッサと歩けたので、やはり寝ている時間が短いと回復が早いのだなと感じました。
午後一般病棟に戻り、お見舞いに来た友人を送って1階の売店まで行ったのですが、その時はもう普通に歩けました。ベッドから起き上がりは腹筋を使うので傷が痛いのですが、それ以外はさほど痛みも不自由も感じません。昼食、夕食は完食です。
そして、翌4日目、午前中に退院。病院の勧めで高額療養費の限度額認定を受けていたので、入院費は保証金内で済みました。現在は退院後3日目です。起き上がりも楽に出来るようになりました。
傷口からまだ少し浸出液があるので、小さなガーゼを当てています。傷口をシャワーで洗っていいというのも今までの私の常識とは違うのですが、洗うと確かにかぶれないようです。(実際は感染対策のようですが)もう普段はまったく傷の痛みはありません。咳をしても大丈夫。簡単な家事は問題なくできます。こんな手術があるなんて本当に驚きです!執刀してくださった黒崎先生、岩田先生、麻酔の先生、手術室のみなさま、お世話をしてくださった病棟の看護師さん、各スタッフのみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。
【医師からのコメント】
手術の傷は?よく見るとお臍の中に小さなきずがあります。
両脇腹の赤い点はテープかぶれです。手術の傷よりテープかぶれの方が目立ってしまいました(反省しなくてはいけませんね)
このように、ある程度時間が経過するとほとんど傷はわからなくなります。