地域医療推進カンファレンス【整形外科】実施のご報告

地域医療機関の開業医を対象とした症例検討会を、シームレスな連携の強化、当院の整形外科医師との意見交換等を目的に開催した。日頃から紹介や逆紹介でお世話になっている先生方に対し、当院の整形外科医師と実際に顏を合わせて意見交換をすることで、既存のパイプをさらに太くすることができた会となった。

日時 平成27年1月27日(火)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂(B-C館連絡通路入口)
内容 『最近遭遇した診断に苦慮する例と当院で行っている治療について』
整形外科部長 湯朝 信博 先生

〇苦慮する症例
  • 「C1、C2に生じた骨融解性病変」
  • 「高齢者の骨折を伴わない股関節痛」
〇当院で行っている治療
  • 「小侵襲による人工股関節置換術」
  • 「内側広筋下侵入TKA」
  • 「筋腱切離をしない仰臥位前外側侵入人工股関節について」
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冒頭の挨拶では、整形外科医長である村上医師が日頃の感謝の意と、「症例検討を通じて有意義な意見交換ができれば幸いです」と述べた。症例検討は、ランチョンセミナー形式で行い、先生方には軽食をとりながら湯朝部長の講演を聴いていただいた。参加人数は、開業医から10名、当院の整形外科から講演者を除き7名の医師と研修医1名が参加した。約1時間の講演ではあったが、先生方からは積極的な質問があり、湯朝部長や他の整形外科医師が対応した。検討会終了後は名刺交換をするなど、今まで以上の信頼関係を構築することができたと感じた。
今後もこのような会を継続させ、顔の見える連携により、地域医療機関と当院との関係がより深くなるようにしていきたい。