地域医療推進カンファレンス【産婦人科】実施のご報告

今回は、産婦人科医師により「当院における産婦人科治療の現状」についてお話していただきました。40歳の女性の中で4人に1人は持っているという子宮筋腫に対して、当院ではどのような方法で治療を行なっているのか、そしてこれからどの様にして連携を図り対応していくのか等、開業医の先生方と意見交換を交えながらお話していただきました。
カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 平成29年2月22日(水)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂
演題 当院における産婦人科治療の現状
内容
  • 講演「当院における産婦人科治療の現状」
    産婦人科 阿部 一也
  • 質疑応答

当院における産婦人科治療の現状についてお話していただきました。現在、卵巣腫瘍や当院で対応可能な悪性腫瘍、そして女性の病気の中でも特に多いといわれる子宮筋腫についてこれまでの症例を取り上げながら、治療や検査方法を説明していただきました。
質疑応答では、子宮筋腫の患者でUAE治療をすぐに行えるのか、また、どれ程の大きさまでなら対応可能なのかという質問があり、産婦人科の阿部医師は「UAE治療は積極的に行っているが、多くの患者様がいるため現在治療を行うのに、6か月程待っていただくかもしれませんし、他の病院へご紹介させていただくこともあります。大きさについては、10cm前後であれば対応可能ですが、一度ご連絡下さい」とおっしゃっていました。他にも、患者様の症状によっては、産婦人科の疾患なのか判断できない場合があるが、その際はどのように対応したらよいかという質問があり、それに対して「当院で診察・検査を行って、産婦人科疾患でない場合は他科と連携を図り、対応します」とご回答いただきました。
今回、開業医の先生方から多くの質問をいただくことができました。その中で、開業医の先生方が持っている疑問に対して少しでも早く対応し、連携を図っていく必要があると感じさせられるカンファレンスとなりました。

地域医療推進カンファレンス【産婦人科】実施のご報告