地域医療推進カンファレンス
【心臓血管外科】実施のご報告

 今回は、当院の心臓血管外科医師より急性大動脈解離の手術治療についてお話していただきました。 急性大動脈解離は高血圧症を基礎に持つ患者に突如に発生し、心臓や脳といったあらゆる臓器に障害を引き起こす病気です。その様な恐ろしい病気に対して当院ではどの様な治療を行っているのかを開業医の先生方と意見交換を交えながらお話ししていただきました。

 カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 平成29年8月30日(水)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂
演題 「当院における心臓疾患治療の医療連携」
内容
  • 講演「急性大動脈解離の手術治療」
    心臓血管外科 主任部長 村田 聖一郎
  • 心臓血管外科についてのご案内
  • 意見交換

 今回、当院での急性大動脈解離の手術治療についてお話していただきました。

 急性大動脈解離は、適切な治療を行わないと突然死する危険性が高く、心臓血管専門医の集中的な治療を受ける必要があります。大動脈解離は日本人に多い疾患で、循環器疾患による突然死では、心筋梗塞に次いで2番目に多い死因と言われています。そんな日本人の身近に潜む病気について、当院での治療や取り組みについて実際の手術動画や症例をご覧いただきました。

 講義終了後の質疑応答では、「診療終了間際の遅い時間でも急性大動脈解離の疑いがある患者様の対応は可能なのか。すぐにご紹介しても良いのか」との問いに村田医師より「時間は問わず、24時間対応可能ですので是非ご連絡下さい。また、必要であれば直接お話しさせていただき早急に受入れさせていただきます。」とご説明していただいた。他にも手術治療について詳しくお話ししていただきました。

 最後に、緊急大動脈重点病院の施設としてこれまで以上に一人一人の患者様に全力を尽くし、どんな症例でも必ず患者様を元気にして帰すことを心掛けて取り組んでいきたいと村田医師よりお伝えしていただきました。これから一秒でも早く患者様への対応が行えるよう、よりスピーディーかつ正確な連携を図っていきたいと思っております。

地域医療推進カンファレンス【心臓血管外科】実施のご報告 地域医療推進カンファレンス【心臓血管外科】実施のご報告 地域医療推進カンファレンス【心臓血管外科】実施のご報告