地域医療推進カンファレンス
【脳神経外科】実施のご報告

 今回は、当院の脳神経外科医師より頸動脈疾患についてのカンファレンスを行いました。 ご紹介をいただいている近隣の勧業委の先生方をお招きし、患者さまの症例や治療方法について意見交換を行いました。

 カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 平成30年1月19日(金)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂
演題 「当院における脳神経外科疾患治療での医療連携」
内容
  • 講演「温故知新~頸動脈疾患から学ぶ」
    脳神経外科 森谷 圭佑
  • 意見交換
  • 脳神経外科についてのご案内
    診療部長 三浦 直久

 今回のカンファレンスでは、頸動脈疾患の中でもよく耳にする頸動脈狭窄症について紹介しました。

 頸動脈狭窄症は、頸動脈の動脈硬化、プラークにより狭窄する症状で、脳梗塞や一過性脳虚血発作を発症する原因になります。それにより上下肢や顔面の麻痺、呂律障害が起こる危険な病気です。そんな症状のメカニズムや原因、当院での治療戦略について説明を行いました。

 講義終了後の質疑応答では、CEA(頸動脈内膜剥離術)、CAS(頚動脈ステント留置術)はどれくらい行っているのかという質問があり、森谷医師より「当院ではCASはあまり行っていませんが、CEAに関しては10件程行っております。脳梗塞や一過性脳虚血発作は特に頸動脈を細かく検査し、必要であれば当科だけでなく他科の先生と協力し診療させていただきます」とお答えしました。その他にも多くの質疑応答がなされました。

 最後に、当科診療部長の三浦医師より「今回演題に挙がった『頸動脈疾患』は最近多くなっている疾患の1つで、これからも増加する傾向があるので、是非近隣の開業医の先生方と意見交換を行いたいと思っていました。今回貴重な時間をいただきありがとうございました。これからも多くのご紹介をいただけるよう迅速な対応を心掛け、より密な連携を図れるよう精進いたしますので、よろしくお願いします」とお伝えしました。

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