FUSについて

FUSは、腹部に傷を付けることなく
子宮筋腫の治療をおこないます。

FUS(MRIガイド下集束超音波治療)とは、MRIで病巣を撮影しながら、超音波のエネルギーを集中させて、患部の腫瘍等を焼却する治療です。子宮筋腫の治療は、従来手術が主体でしたが、このFUSでは手術せずに焼却し、症状を緩和します。

この治療は10年前より研究開発がおこなわれ、今後子宮筋腫治療の大きな一つの選択肢となると考えられます。

日帰りの治療が可能であり、腹部に傷を付けることなく治療が可能で、副作用も少ない治療です。

35歳以上の女性の1/4に子宮筋腫。

子宮筋腫は、子宮筋層から発生する病気です。35歳以上の女性の
1/4に筋腫が発見されるともいわれています。
症状としては次のようなものがあります。

月経中の多量の出血
腹部膨満感、腫瘤感
頻尿、便秘

現在子宮筋腫の治療法としては、手術療法(筋腫核出、子宮全摘)、ホルモン療法、子宮動脈塞栓術などがあります。 この集束超音波治療は、これら従来の治療法と比べて、副作用、侵襲性等が少ない治療法です。また、2004年10月米国FDA(米国食品医療局:日本の厚生労働省にあたる)により、子宮筋腫の新たな治療法として承認されました。