今回のカンファレンスでは、当院整形外科医3名による「股関節・膝関節」「橈骨遠位端骨折」「大腿骨転子部骨折」それぞれの部位においての小侵襲手術治療についてお話頂きました。近隣の開業医の先生方にご参加いただき1時間という短い時間ではありましたが、疾患における専門的な意見交換などが多くなされ、今後の当院でのより密な医療連携に向け、とても内容の濃いカンファレンスとなり、当院整形外科へ目を向けていただくきっかけとなりました。カンファレンスの内容は以下の通り。
日時 | 10月25日(水)19:30~20:30 |
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場所 | 板橋中央総合病院 講堂2 |
演題 | 「小侵襲手術での医療連携 ~早期社会復帰に向けた取り組み~」 |
内容 |
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3名の整形外科医よりそれぞれの部位の小侵襲手術についてどの年齢層で症状が発生しやすいか、手術症例が増加しているかを詳細なデータで説明していき、これまで処置を行ってきた患者様の手術症例をレントゲン、CTで紹介しながらご説明して頂きました。
他にも、手術では利点・欠点がある中で創意工夫をしながら一人一人の患者様に合った方法を見つけ、少しでも体に負担がないように心掛けているとおっしゃっていました。
カンファレンスに来て下さった近隣の開業医の先生方からは、多くのご質問を頂き、「手術を行った後のリハビリで効果的なものはあるのか」「どういった症状のものまで診ていただけるのか」という問いがあり、湯浅部長先生からは「最大の目的はリハビリをせずとも早期に社会復帰できるような手術を行うことが目標であり、通常の日常生活を送って下さることがリハビリであると考えている。」とのお答えがあったほか、手術症例に関する学術的な意見交換も行われました。
また、医師を増員しこれまで以上に多くの患者様を診療していきたいと熱心におっしゃっておられ、これから連携を図る開業医の先生方と、より良い形で紹介・逆紹介を出せるように地域医療連携室としても連携強化に努めていきたいと考えております。