今回は、当院の呼吸器外科医師より気胸、肺がんの治療についてお話しして頂きました。日本人の死因第1位となったがんと若年層に多く発症している気胸を取り上げ、その原因と治療法について開業医の先生方と意見交換を交えながらお話しして頂きました。
カンファレンスの内容は以下の通り。
日時 | 平成29年5月26日(金)19:30~20:30 |
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場所 | 板橋中央総合病院 講堂 |
演題 | 「当院における呼吸器外科での医療連携~紹介・逆紹介推進強化に向けて~」 |
内容 |
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今回、当院における肺がんと、気胸の治療についてお話ししていただきました。
高齢者だけでなく、若者にも多く発症するという気胸がどのようにして生じるのか、また当院でどのような治療を行っているのかを、実際の手術動画や画像をお見せしながらご説明して頂きました。
講義の中で、一日たばこを1箱以上喫煙する方は肺がんだけでなく、気胸を発症するリスクが100倍となり、以外にも20代の男性に多く発症しているなど、とても興味深いお話がありました。
講義終了後の質疑応答では、患者様によっては、心配でCTなどの検査を受けてから紹介をしてほしいといった要望があるが、クリニックである程度検査を行ってから紹介した方がよいのかといった質問があり、小林医師からは「患者様の希望であれば検査の後にご紹介でもよいですが当院の方でも検査を行いますし、特に緊急性のある場合はできるだけ早く診たいのですぐにでもご紹介いただけると有難いです」と回答いただいた。
最後に6月より呼吸器病センターが開設となり呼吸器外科・内科の垣根をなくし、より多くの患者様の診療を行えるようこれまで以上に力をいれていきたいと小林医師よりお伝えしていただきました。これからさらにスムーズな医療連携を図り、より良い環境づくりが出来るよう努めていきたいと思っております。