地域医療推進カンファレンス
【消化器病センター(内科)】実施のご報告

 今回は、当院の消化器病センター(内科)医師より「クリニックで役立つ消化器の知識」についてのカンファレンスを行いました。 消化器がんは男女共に死亡率が高い病気だと言われています。そんな中、どのようにして自分の身を守ればよいのか、当院で行っている治療や取り組みを紹介しました。

 カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 平成29年10月31日(火)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂
演題 「当院における消化器疾患治療の医療連携」
内容
  • 講演「クリニックで役立つ消化器の知識」
    消化器病センター(内科) 町田 展章
  • 消化器病センター(内科)についてのご案内
  • 意見交換

 多くの人々ががんという病気を恐れている世の中で、どれほど早期発見が自身の助けになるのかをこれまでの症例や画像とともに紹介しました。

 講演冒頭では自ら外来で高血圧の内服を続けてきた患者様で、ある日食欲不振になりCT画像で確認したところ末期がんと分かり、家族から「定期的に診てもらっていたのに・・・」と悲痛な声を生で聞き、症状の出る前のがん検診の重要性を肌で感じたと述べていました。医師の話の中であった「医師の仕事の1つは余命延長」という考えからもわかるように、胃がん検診、大腸がん検診での内視鏡の有用性について、詳細に説明を行いました。

 講演終了後の質疑応答の場でも、「がんの早期発見の必要性」と「各自治体で行われている無料検診」の話が中心となりました。以前、消化器病センター(外科)のカンファレンスでも板橋区の検診に内視鏡を加える話題が出ていましたが、やはり上部消化管内視鏡と腹部エコーを年1回行うことを推奨していくことは重要であるという話も挙がりました。その他にも、「大腸ポリープ切除術での出血に対しても受入れていただけるのか」という質問に、町田医師より「当院で対応可能なので是非ご紹介下さい、少しでも気になることや診ていただきたい患者様がいればご連絡下さい」とお答えしました。

 カンファレンス終了後も先生方との質疑応答は続き、これからも急性期病院と地域クリニックの先生方との交流の輪を広げていくことが重要だと感じさせられるカンファレンスとなりました。

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