今回は、当院の整形外科医師より肩関節疾患の治療戦略についてお話ししました。 この寒い時期に発症する関節痛などといった整形外科疾患について当院で行っている治療法や取り組みについて開業医の先生方と意見交換を交えながらお話しして頂きました。
カンファレンスの内容は以下の通り。
日時 | 平成30年1月30日(火)19:30~20:30 |
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場所 | 板橋中央総合病院 講堂 |
演題 | 「当院における整形外科疾患治療での医療連携」 |
内容 |
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今回のカンファレンスでは、肩関節疾患の治療についてお話ししました。
肩に痛みが生じ、肩が上げにくいといった症状をもっている方が多くいる中で、40代から50代の中高年層に発症しやすい肩関節周囲炎(五十肩)や腱板断裂の特徴、治療法について実際の手術動画や症例をご紹介しながらお話しました。
質疑応答では、「肩の症状で軽度の患者様が多いがどれくらいの症状で手術の適応になるのか。また、すぐに手術が可能なのか」との問いに、井坪医師より「やはり痛みの強い方や肩が上がらないといった症状がある方が手術適応となり、そういった方を優先で診させていただいてはおりますが、軽度の方でもケースによっては早期治療が必要な場合もありますので、治療の必要性等に悩まれる場合はまず当科へご相談いただければ早期の対応をさせていただきます。」とお答えしました。
最後に、当科部長の湯朝医師より「最近は悪天候が続いているためか、転倒などで受診される患者様が多くなり、緊急での手術も増加しております。しかし、当科は多くの医師が在籍しているので診療も遅滞することなく早期対応が可能となっておりますので何かあれば一度ご連絡いただければすぐにご対応させていただきます。これからさらに密な連携を図れるよう、より力を入れて診療して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。」とお伝えしました。