今回は、当院の心臓血管外科医師より「弁膜症治療の現状」についてカンファレンスを行いました。 心臓弁膜症の患者は約200~300万人と言われています。その中でも大動脈弁狭窄症は加齢や動脈硬化により生じる弁膜症で、現代の高齢化社会に伴い増加傾向にあります。そんな恐ろしい病気に対して当院ではどの様な治療を行っているのかを開業医の先生方との意見交換を交えながらお話ししました。
カンファレンスの内容は以下の通り。
日時 | 平成30年7月13日(金)19:30~20:30 |
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場所 | 板橋中央総合病院 講堂 |
演題 | 「当院における心臓疾患治療の医療連携」 |
内容 |
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今回、当院での弁膜症治療の現状についてご紹介しました。
心臓血管外科疾患での身近に潜む病気について、当院での治療や取り組みについて実際の手術動画や症例をご覧いただきながらお話ししていただきました。
講義終了後の質疑応答では、「特に夜間帯で胸が痛いといって来院される患者さまが多く、困ることが多々ある。その際に緊急で紹介状を書く時間もないしすぐに診てもらいたい」との問いに田村医師より「当科は待機している医師もいますし、循環器内科でも対応は可能なので、すぐにご連絡いただければ対応させていただきます。ただ、同時に緊急の処置や手術を行っている場合はお断りする可能性もあります。必要であれば直接お話しさせていただきます。」とお答えしました。他にもこれからの当院の展望や手術治療について詳しくお話ししました。
特に緊急を要する心疾患について、これまで以上にスピーディーで正確な連携を行う必要があると感じさせられるカンファレンスとなりました。